【施工事例】 冬場の見栄えを意識した庭園のミニリフォーム

 既存庭園の補植によるミニリフォームを行いました。

 

 この庭園は、春夏には旺盛に植物が繁茂する反面、秋冬になると地上部が空いて緑量が少ない状態となるため、お施主様より補植のご依頼を頂いたものです。

施工前年4月の庭園の状況。
中木などが展葉し、旺盛に繁茂している。

施工前1月下旬頃の庭園の状況。
地面が露出するなど、4月頃と比べると緑量がかなり少ない。

 

 事前の調査により、問題点として次の2点が浮かび上がってきました。

 

 ①落葉中木中心の樹種構成で、地際部に常緑の低木や下草類の植栽が少ない。

  そのため、秋冬になると緑量が減り、地際が先まで見通せる奥行き感のない景観となる。

  ②濃い葉色の植物が多く、やや暗い印象を受け、景観的なアクセントにも欠ける。

 

 上記問題を解消するため、次のとおり設計方針を定めました。

 

 ①地際部に常緑のグラウンドカバーを補植し、冬場の緑量を確保する。

  補植する植物は経年衰退しない永続性のある種とし、さらにカラーリーフを取り入れることで明るい雰

  囲気を創出。

 ②落葉期の地際部の奥行き感を創出するため、背部に低木(シャリンバイ)を補植。

 ③景観的なアクセントとして竹柵(四ツ目垣)を設置。

全体計画

庭園メイン部分の計画詳細

 庭園メイン部分の施工前後の状況を比較した写真です。

 

 経年衰退し難く、秋冬でも地上部がしっかりと残るセンリョウ、セイヨウイワナンテン、ヤブコウジ等を補植したことで、冬場の緑量不足が解消され、見栄えがよくなりました。

 また、耐陰性のある植物を採用することで、春夏に中木などが展葉する下でも生育できるよう配慮しました。

既存植栽の下で育つ斑入りヤブコウジ。

黒砂利に映えるセイヨウイワナンテン。

 補植によるガーデンリフォームを行う場合には、このように問題点を明確にして必要な植栽を補っていけば、効果的な修景を割と簡単に行うことができます。

 

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