例えば、当事務所からほど近い横浜市旭区から瀬谷区に跨る一帯には、環境省が指定する生物多様性保全上の重要な里地里山が存在します。
この界隈には、コナラやクヌギなどの二次林を含む良好な生態系が今なお残されており、昔ながらの谷戸の景観が広がり、里地里山の固有種や希少種などが多く生息・生育しています。
しかしながら、このような都市域の良好な自然は、開発による分断・縮小化が進んでいます。そのため、生態系の機能を維持していくには、残された自然を保全しつつ、失われた自然の再生にも努めていく必要があります。
「ともにわ」の庭づくりにおいては、これまでの作庭の考え方を尊重しつつ、地域の自然再生や残された自然との有機的な繋がりをプラスしていく、新たな方向をめざしていきます。
即ち、従来の外来種を含む植栽や、美観やメンテナンス性を優先した設計手法を全否定はせずに、発注者様のご意向や近隣との兼ね合いを鑑みながら、周辺の自然と調和する方向になるべく近づけていきます。
これにより地域の自然再生に貢献する小さな拠点を作り、街全体が自然と共生する環境になることを目指します。
「ともには」のコンセプトは、次の3つの基本軸からなります。
当事務所では、一つひとつの庭園や緑化空間は、街全体をつなぐ大切な拠点と考えています。「ともにわ」が広がることで、街全体が自然と共生する環境になることを目指しています。