大型プランターと人工芝によるバルコニーの修景

 こちらのお施主様は、最近このマンションに引っ越して来られたとのことですが、広いバルコニーが殺風景で、かつ向かいのマンションの共同物干し場が真正面にあることから視線が気になり、プランターによる目隠し植栽を設けて欲しいとのご依頼をいただきました。

施工前状況

 プランターのレイアウトについては、バルコニーがとても広いため、窓前に範囲を限定して取り囲むように設置をし、室内から間近に緑が見えるように工夫をしました。

 

 床面は人工芝を張ることで無機質なコンクリート面を見えなくし、室内からそのままバルコニーに出られるような快適な空間にしました。

 プランターについては、お施主様のご希望により、自然な風合いの木製の大型プランターを使用し、目隠し植栽については、乾燥に強いオリーブとギンバイカを採用しました。

 これらの樹種は太い枝がしっかりと張るため、強風にも耐えやすく、3方向が開けたバルコニーで強風が通り抜けても持ちこたえるよう配慮しました。

 側方の小さなプランターについては、植え替えを前提にしたラベンダーやマーガレットなどの草花に加えて、アベリアホープレイズやシモツケライムゴールドなどのカラーリーフの低木を混植し、華やかな雰囲気にしました。

(2024年3月施工)